AFTER STORY






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2009年02月10日(Tue)
AFTER STORY
その後(AFTER STORY)、二人は末永く幸せに暮らしましたとさ、というのが昔話だけど、エロゲーは、二人の未来になど最高に無関心である。とにかく、処女のヒロインを奪うことさえ出来れば、あとはどうでもいい。この点で、クラナドは、AIRとは違う形で、エロゲーの臨界点といえるかもしれない。ふたりが暮らした、という宮崎アニメ(注)のようなことを、エロゲーでやっている。エロゲのヒロインと、ずっと暮らすなんて、考えられるのだろうか。よく分からない。渚みたいな女(の子)が、この世に存在するとは思えない。奇跡など、なおさらありえない。
東浩紀ふうにいえば、「父親になれない」という課題を突きつけられたゲーム作家が、「父親になりたい」と思い、作品を構想したところ、体の弱いヒロインは死んでしまい、娘も死んでしまう、というようなのしか思いつかず、そのままだとあんまりなので、窮余の策として、奇跡を起こしてみた、ということなのかもしれない。結局、奇跡なしに、父になどなれない。父とは、奇跡なのである。
ヨブ記は、当初、やられっぱなしだったが、それではあんまりだということで、救いのエピソードを加えたらしい。柄谷は、同じ嫁が帰ってこないのに、喜ぶのはおかしいといっていた。クラナドでは、同じ嫁(と娘)が帰ってくるのですが、それはそれで…。
(注)ハウルは、クラナドと同じ04年に発表されている。

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