使徒






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2009年08月22日(Sat)
使徒
日本の歴史は、もぐら叩きである。もぐらとは他者である。諺にもあるように、出る杭は打たれるのである。出る杭とは他者である。こうして、内部から、他者が現れない構造が出来ており、ゆえに非歴史の中を漂うことになる。(しかし、外部から、ときどき他者が現れる。渡来人やら黒船やらである。これらは、念入りに他者性を消去されていく。無事に非歴史に回帰するわけだ。)
エヴァの使徒は、大塚英志によると「「他者」みたいなものをアニメなりまんがなりのオタクの表現が初めて形象化した」(「だいたいで、いいじゃない。」)ものであるという。使途という他者が現れるたびに、それを殲滅してゆくわけで、これももぐら叩きであるといえよう。もぐら(使徒)叩きが終っても、人類自身使徒であるのなら(「とはいえ、私は一個の他者である」、アワーミュージックに引用されているレヴィナスの言葉)、それももぐらであるといわねばならない。人類補完計画が企図される所以である。
アスカは、作品世界の他者であり、首絞めも、もぐら叩きの延長と考えれば分かりやすいかもしれません。しかし、シンジは、いちおうはアスカと共にいることを望んだわけで、新劇場版がループだとすれば、その記憶(?)は残っているはずで、だから「やりなおすようにみんな全力でハッピーを目指してるって感じ」(東浩紀スレ287-905)になるんでしょう。しかし、人類補完計画は背後に残っているのですから、根本的には変わっていないともいえるでしょうし、変わってしまえばもはやエヴァではないともいえるでしょう。

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