キャラ化






[PR]



2010年10月07日(Thu)
キャラ化
《小集団の理想的なサイズは五〜七人である》(中根千枝「タテ社会の力学」)。これより大きくても小さくても、小集団的雰囲気は生まれにくい。従って、家族の人数が減ったということは、日本社会にとって大きな変化である。なぜなら、それは家族から小集団的雰囲気が消えたということを意味するからである。
従って、子どもたちは、家庭で小集団的雰囲気を味わわないまま、子どもたちの集団に入っていくことになる。これがいわゆるキャラ化が生じている理由であろう。家庭で小集団的雰囲気を味わったことがないため、家庭の外でもかつてのように自然にそれが生まれない。ゆえに、キャラ化することで、意識して小集団的雰囲気を生み出そうとしているのである。家族から小集団的雰囲気が消えても、それがこのように再生産されているということは、日本社会における小集団的なものへの志向の強さを物語っているともいえよう。
ここで、小集団的雰囲気と甘えの関係について述べる。《甘えとは小集団的雰囲気を前提にした人間関係の行動様式であり、それは個人と個人の対応関係というよりは、自己中心的な行動様式で》ある(雰囲気に傍点、「タテ社会の力学」)。甘えは、幼児期の母子関係を原型とする二者関係であるが、小集団は、それを持続させる装置であろう。

writebacks(0)
トラックバック(trackback)
URL:

コメント(comment)
名前(*):
URL/Email: (optional)
タイトル(*):
コメント内容(*):
画像認証(*): 表示された画像の文字を入力してください:

名前と URL/Email をcookieで保存

人手です。

新着エントリ
農村 (7/29)
跡形 (7/22)
ムード (7/15)
詠嘆 (7/1)
世帯 (6/24)
濁点 (6/17)
クラブ (6/3)

新着トラックバック/コメント


カレンダ
2010年10月
         
7
           

アーカイブ
2007年 (3)
12月 (3)
2008年 (81)
1月 (13)
2月 (12)
3月 (8)
4月 (6)
5月 (4)
6月 (5)
7月 (5)
8月 (6)
9月 (6)
10月 (5)
11月 (5)
12月 (6)
2009年 (45)
1月 (5)
2月 (5)
3月 (4)
4月 (5)
5月 (5)
6月 (5)
7月 (4)
8月 (5)
9月 (4)
12月 (3)
2010年 (50)
1月 (5)
2月 (3)
3月 (4)
4月 (5)
5月 (4)
6月 (4)
7月 (4)
8月 (4)
9月 (5)
10月 (4)
11月 (4)
12月 (4)
2011年 (30)
1月 (5)
2月 (3)
3月 (5)
4月 (4)
5月 (4)
6月 (4)
7月 (5)

アクセスカウンタ
今日:8
昨日:20
累計:258,293