ディラックの海






[PR]



2011年04月05日(Tue)
ディラックの海
藤田省三「天皇制国家の支配原理」は、絶対主義国家たらんとした明治国家が最下層に到達した途端に、逆に最下層の原理によって最上層まで染めあげられてしまったという顛末を物語る。これは、はっとするくらい鮮やかなイメージである。評論もイメージを生まなければならないことを、学び得る。
もっとも、そのような絶対主義が実在したかは疑問である。しかし、最下層の原理、つまりムラの原理が天皇制国家の支配原理であることが、これにより見通せる。天皇制国家は影にすぎず、天皇制社会こそ本体であるディラックの海なのである。過誤があるとすれば、むしろ、ムラ社会の原理を明らかにできていないことであろう。タテ社会的なことはここでもいわれているが、それは最深部ではないのである。

writebacks(0)
トラックバック(trackback)
URL:

コメント(comment)
名前(*):
URL/Email: (optional)
タイトル(*):
コメント内容(*):
画像認証(*): 表示された画像の文字を入力してください:

名前と URL/Email をcookieで保存

人手です。

新着エントリ
農村 (7/29)
跡形 (7/22)
ムード (7/15)
詠嘆 (7/1)
世帯 (6/24)
濁点 (6/17)
クラブ (6/3)

新着トラックバック/コメント


カレンダ
2011年4月
         
5

アーカイブ
2007年 (3)
12月 (3)
2008年 (81)
1月 (13)
2月 (12)
3月 (8)
4月 (6)
5月 (4)
6月 (5)
7月 (5)
8月 (6)
9月 (6)
10月 (5)
11月 (5)
12月 (6)
2009年 (45)
1月 (5)
2月 (5)
3月 (4)
4月 (5)
5月 (5)
6月 (5)
7月 (4)
8月 (5)
9月 (4)
12月 (3)
2010年 (50)
1月 (5)
2月 (3)
3月 (4)
4月 (5)
5月 (4)
6月 (4)
7月 (4)
8月 (4)
9月 (5)
10月 (4)
11月 (4)
12月 (4)
2011年 (30)
1月 (5)
2月 (3)
3月 (5)
4月 (4)
5月 (4)
6月 (4)
7月 (5)

アクセスカウンタ
今日:405
昨日:185
累計:260,685