風子思考集成 - 2011/06

fuukoについて




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2011年06月24日(Fri)▲ページの先頭へ
世帯
新聞は世帯に配られる。その世帯が均一であることは新聞にとって大きな意味がある。そのことが世界で類を見ない部数を生んでいるからである。新聞の区別がないのは、世帯が均一であるがゆえに、それが求めている情報は変わらないからである。世帯は、世帯主がおおむねどこかの会社に属しているので、会社社会の実情を知っておかなければならないし、そこからの脱落がどのように嘲笑されているかも知っておかなければならない。村社会のコミュニケーションは世帯のあいだでの相互監視であったが、新聞は国レベルの相互監視を世帯に直接伝える。
新聞のあいだでも相互監視が行われているので、あらゆる新聞が似てくる。新聞には、あらゆることが書かれている。相互に真似ると、そういうことにしかならない。世帯が均一であるように、新聞も均一である。


2011年06月17日(Fri)▲ページの先頭へ
濁点
マスコミがマスゴミと呼ばれ始めたのは、ネット、とりわけ2ちゃんねるが出来てからである。マスコミは日本社会の実情を映してきたが、事実は犯罪を除いて伝えていない。これは、相互監視社会におけるマスコミのありようとしては、当然のことである。このようなマスコミのありようがどうしょもないことは明らかであるが、それゆえに濁点が付けられたわけではない。そうだとすればネットに至るまでに付けられていたはずである。
2ちゃんねるにおいて、レスは家族的構成を保っている。しかし、そのまなざしは相互監視社会のそれである。そのまなざしは内にも向けられているが、おおむね外に向けられている。つまり、2ちゃんねらーは嗤いたいのである。情報を集めて、貶すところを見つけることにかけては、2ちゃんねるの右に出るものはない。その情報をどこから集めるのかというと、マスコミからである。にもかかわらず、マスコミは嗤われる。マスコミは嗤いをコントロールしていたが、逆に嗤われることになった。犯罪報道における犯罪者のような扱いである。どうしてこうなったのか。おそらく、マスコミは相互監視の最上のレイヤーであったが、2ちゃんねるによってそこから追われたのだろう。2ちゃんねるが最上審のように聳えているわけである。


2011年06月10日(Fri)▲ページの先頭へ
アウトプット
情報のインプットは記者クラブを通じて行われるが、ではアウトプットはどうなのか。アウトプットは二つに分かれる。犯罪記事とその他である。大塚英志はどこかで、一面はどれだけ読んでも分からないが、社会面は一読すればはっきりと分かる、というようなことを書いているが、このように分けることは正しい。大塚氏のような一面をどれだけ読んでも分からないという読解力こそ求められる。しかし、これらは同じコインの表裏なのであることを見逃してはならない。
犯罪記事以外は、諸アクターが相互監視している中で、こういうことにしておこうということが書かれているに過ぎない。この実情を国民は受け入れなければならない。従って、何を書いているのか考えても分からない。しかし、犯罪記事には事実が書かれている。従って、はっきりと分かる。これは相互監視している国民のまなざしが集中する先を作り出し、嘲笑していいものを生け贄として差し出すものである。これも相互監視社会の外というわけではない。犯罪記事は、事実と実情が合致する特異点なのである。このように、アウトプットのありようは記者クラブのありようと底通している。


2011年06月03日(Fri)▲ページの先頭へ
クラブ
記者クラブは、村の原理に基づく。村は、同類の集まりであり、相互監視することで融和を乱すものを排除しつつ、統治機構と接触していた。記者クラブは、同類の集まりであり、他を排除した上で、相互監視することで融和を乱すものをも排除しながら、取材対象である統治機構と独占的に接触する。同じ仕組みであることが窺える。クラブなどというと英国紳士を思わせるが、そんな高尚なものではない。
この仕組みは、記者にとっては取材対象への接触を独占できる利益があり、取材対象にとっても記者をコントロールできるという利益がある。しかし、これでは監視する側とされる側の癒着は避けられない。その関係を続けるべく、監視する側の間で相互監視が行われる。そのため、取材対象によって不当に記者が排除されても、抗することはない。特ダネといっても、取材対象から独占的に情報を提供されるものであるから、癒着を示しているだけである。褒められるものかどうかさえ疑わしい。


   


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